今日ご紹介するのは、穏やかに過ごせるアットホームな海近カフェ『E©LECTIC』
夏も終わりかけの9月、海には多くのサーファーの方々がいました。
千葉県長生郡一宮市は、太平洋に面する九十九里浜の最南部にありサーファーの聖地でも知られていますね。
2020年日本オリンピックのサーファー協議会場である「釣ヶ埼海岸」があることでも有名です。
ちなみに釣ヶ埼海岸は海水浴場ではありませんが、トイレやシャワーが設備されており、年中サーファーの方々が出入りする海岸のようです。
さて、本題の『E©LECTIC』ですが、ブルーの扉が印象的で海を連想させるような小さなカフェでした。
”いいとこどりして集めること”を意味するELECTIC(エレクティック)ですが、それぞれの個性が溶け込み輪になるような空間を作りたいという想いがあったそうです。
正直に言うと一見、路面からは若干奥地にある砂利道の駐車場にぽつんと佇むお店は、いわゆる「常連さんがくるお店」の入りにくさがありました。
ブルーの扉を開けると、広くはない店内にはカウンターと4人掛けテーブルが一か所のみのコンパクトな空間作りに。
私が訪れた時は、カウンターに2人のお客様がいらっしゃり、店長さんと思われる女性のスタッフさんと楽しそうな会話の途中でした。
カウンター席の隣同士の距離は近く、私は一人で広い4人掛けのテーブルに座らせていただきました。
初めての私にも親近感のある話し方で距離を上手に縮めてくれるスタッフさん。そして、お手洗いを尋ねるとジェスチャー付で常連さんと思わしき女性のお客様2名が笑顔で案内してくれました。
私の『常連さんのお店』のイメージは一気にほぐれ、空気のような穏やかで温かい空間に一気に居心地の良さを感じたのを覚えています。
『E©LECTIC』のメニューには、美味しそうな3種類のサンドウィッチとドリンク、そしてアラカルトがA5ほどのメニュー2枚に書かれており、私は国産牛と野菜のサンドウィッチプレートとカフェラテを注文。
海沿いということもあってかどのお店もハンバーガーが多かった中で、手作り感満載のサンドウィッチには心がほっとしました。
カウンターのお客様は、入れ替わりで女性、男性とお一人でいらっしゃる方が多かったですね。
上に浮くキメの荒いクリームが可愛くて、コップの中を上から下に流れるミルクも絶妙で。
甘みの控えめなカフェラテは、仕事をするにはとっても良く私好みの味でした。
私から見た店内の雰囲気はこんな感じで、どれもがコンパクトなのに小物の選び方やワインの置き方は大人っぽく落ち着いていて、スタッフさんがこの空間を大切にしていることがしっかり伝わってきます。
入口だったブルーの扉も、中に入ると雰囲気を変えました。
メインの国産牛と野菜のサクッと食べれちゃう29サンドのサラダセット
サンドウィッチを一口かじるとポタポタと落ちる肉汁。
くどくないお肉の量は、女性の私からしたらすごく食べやすくてメニュータイトルの通り。
キレイな盛り付けに、作り手の優しくて親近感が溢れた味付けが忘れられない、翌日も続けて食べたくなるサンドウィッチでした。
結構サラダの味付けってこだわりがあるタイプなのですが、本当にシンプルで適量でとてもヘルシーで…つまりサラダも本当に美味しかったです…!そして、野菜の新鮮さも際立っていて、”食材にはきっとこだわりがあるんだろうな”と食べていて感じるほどでした。
お肉が少なめに見えるサンドウィッチですが、半分で十分な満足感を味わえました。
もう食べられないなって思いながらパソコン作業をしているとき
『持って帰れるように包もうか?乾いてしまう前に。』
とお声掛けくださり…お客様の心理を読み解いたベストタイミングでの声掛けには、私も心からの『お願いします。』の一言でした。
すっかり居心地がよくなってしまい、私はしっかり暗くなるまで居座らせていただいた次第です。
空間作りにもこだわりがあるようで、小さな店内なのに狭く感じない家具の配置と大きな窓。
そして店内の天井。
天井は、行き届いたケアを感じるので、お店のレベルが意外にも出てしまう印象なのですが、ライトの配置は恐らくより高く見える様な工夫がされているのではないかな…と素人の見解で思います。
奥行を出すという言葉が伝わりやすいでしょうか。
このライトの在り方だけで、温かく落ち着いた雰囲気なことが分かります。
また、すぐに行かせていただければと思っています。
素敵な空間は、心に余裕が生まれると同時に仕事が捗ります。
千葉県にある、小さくてアットホームで、それでいて大人の集まりを感じられる『E©LECTIC』へ、皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。
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公式HP cafe E©LECTIC
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