(KOREDAKE自社サイト:https://koredake.co.jp/)
医療事業者の家庭だった社長の鈴木さん。ある日、父の重病が判明し、身近な人の健康に目を向けて深く考えたと言います。
“一生に一度の人生を、豊かなものにしたい”
様々な方向性から健康のサポートができる方法を模索するも、妹さんからの一言で自分の過去を回想した鈴木さん。
「真の健康って、心の健康が大事だよ。」
多忙の日々を思い出すと、起業当初、鈴木さんは健康を維持するためにプロテインを飲んでいたそうです。そのお陰で、毎日、“必要な栄養は取れているから大丈夫”という安心感があり、仕事に集中できていたといいます。しかしこれは、知らないうちに心にも繋がっていたのだと実感し、自身の経験からプロテイン販売を始めました。
そんな株式会社メップル様のKOREDAKEが、CVR170%向上に成功したECサイト改善点をご紹介いたします。
マーケティングの獲得効率を上げる
以前まで時間を掛けて制作していたLPを、新しいプラットフォームへ移行することで、並行で複数制作できるように環境を改善し、短い期間でCVR比較と検証を繰り返し行うPDCAを可能としました。
その結果、どの様なバナーにお客様が興味を抱くのかが次第に分かるようになり、より良い最適なページが完成したといいます。
2020年3月末から販売を開始し、口コミを中心に広がったKOREDAKE。
広告費を一切使わないECサイトの改善や、パッケージのデザインの試行錯誤により、今では累計会員数を7,000人超えたといいます。
ユーザー購入体験をスムーズにする
満足のいく購入体験をしていただくためには、ブランドを知ってもらった後にお客様が求めているベストなツールやコンテンツを用意し、提供できることが大切です。
それを可能にしたのは、フォーム一体型のLPの制作でした。注文フォーマットをLPにセッティングすることで、お客様の動作を削減し、LPのみで注文が完結できるページに変更しました。
LPデザインによっては、購入ページまでの操作が多い、または、注文までの操作が分かりにくいなど“カゴ落ち”してしまうケースも多く見られます。EC販売において、カゴに入れたにも関わらず、購入までに至らないことは致命的です。
一体型にすることで、購入完了するまでの繊維率を減らし、ページをめくるステップが削減できます。
お客様の購入までのストレスを解消することで、購入意欲を削ぐことなくスムーズなご案内が可能となりました。この改善が、CVR向上に繋がった大きなきっかけだったといいます。
また、購入方法の選択を豊富に選べるように仕組みを変更。
LPには、チャットボットが設置されていて、お客様がお気軽にご質問できる仕様となっていました。
今後の対策や注力点
定期購入が可能なプロテインを販売しているKOREDAKE。シェーカーなしでも気軽に飲める袋のデザインなど、初心者でも長く続けやすい工夫が多く見受けられます。
今後は、お客様のエンゲージメントを高めていくために、溜まったポイントを商品と交換できるようなマイレージ機能や、親しい友達に紹介してもらえるようなプログラムを取り入れる予定だそうです。
アンケートや記事LPの施策や、LINEを使用した操作を可能にすることで、ユーザー満足度向上を図るといいます。
まとめ
「“がんばらないウェルネス”を、あたりまえにする。」というミッションを持ち、様々なユーザーが手に取りやすいようなパッケージデザインにもこだわったKOREDAKE。パッケージデザインは、「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しています。
そして、「Pentawards2022」の印象・ヘルス部門でも金賞を受賞。
忙しい日々にも気軽に栄養を摂取できる存在、そして心の健康を保ち続けることのできる安心の材料として、今後もどんどん活躍し、ロングセラーブランドへと成長してほしいと思います。