(企業サイト:https://farbe.co.jp/)
2020年から2021年に掛けて、コロナ禍でウェディング業界は非常に厳しく、この期間に売上は激減しました。
事態が差し迫る状況の中、課題に対する的確な取り組みを行ったことで、わずか3か月で、サイトリニューアルに成功した「FARBE」。
多大なる商品数がある中、どの様なサイトの仕組み改善を行ったことで、売上を回復できたのか、いくつかのポイントをご紹介いたします。
商品数が影響した鈍い動作の改善
商品件数は、カテゴリ分けせずに5000件以上が表示され、ページの動作がとても重たかったといいます。
カテゴリ分けされていないページは、商品を探すのに大変分かりにくく、お客様が欲しい商品に辿り着く前に迷子になってしまう仕様でした。そのため、まずは、新しくリニューアルするために、5000件以上の大量の商品を新しいECサイトへ移行する必要がありました。
大量の商品の移行の際は、月間アクセス数を基準に商品を絞り、優先順で段階を踏んで対応。
アクセスなどの数値を分析するためにGoogleアナリティクス(無料アクセス解析サービス)を使用して、月間100件以上のアクセスがある商品から順番に3000件を移行しました。
(ウェディングアイテムEC自社サイト:https://www.farbeco.jp/)
リニューアル前の課題であった分かりにくさを改善すべく、カテゴリ別の整理も並行して行い、全ての商品を適切なカテゴリへ移したといいます。
お客様に商品を見つけてもらうための分かりやすい導線、それにリンクする重要な仕組みともいえるカテゴリ分け。これらの改善は、サイトのCTや検索ボリュームに直結し、それによって取得できるデータは、今後の施策にも十分に役立つ指標も獲得できます。
そのため、正しいカテゴリ分けができるように、お客様が商品を探す際の仮説を立て、この商品はこのカテゴリにあったら見つけてもらえるだろうとしっかりと時間を掛けてページ制作を行ったそうです。
スタッフ一丸となって作り上げたサイトは、大きな苦労と比例して売上拡大となる根本の改善となりました。
コンテンツマーケティング強化
サイト下部には、実際に結婚式に選ばれたメニュー表のデザインや、記念品のおすすめなどのブログも掲載されていました。結婚式に携わる全てのお客様の参考になる、愛情深くあたたかな印象を受けます。
集約された見やすいコンテンツとなったことで、WEB検索にも引っかかるようになり、結果的にSEO効果向上となりました。
多くのお客様が、右も左もわからない状態から始める結婚式の準備。
ウェディング商品とはどんな物があるのか、人と被りたくない、おしゃれな式にしたいなど、それぞれの要望や外せないこだわりがあってオリジナルの結婚式が完成します。
そんなお客様のために、動作が重たく商品を探すにも大変だった旧サイトから、見やすく分かりやすいコンテンツの提供ができるサイトへリニューアルしたことにより、アクセス数も各段と上がりました。
※お客様レビュー
リニューアル後のECサイトの月商は、前年比約130%アップ。
3か月間、スタッフで協力して制作したページは、驚異的な数字として結果を出すことに成功しました。
まとめ
今回のリニューアルで、ブランドの方向性を明確に整理し、「お店として何をしたいのか」や「どのような売り方をしたいのか」、それに合った商品とはどのような商品なのかを考えることが重要だと気が付いたといいます。
初歩的な部分は、運営している過程に忘れてしまいがちですが、このように気が付くこと、目指すべき目標が明確であることがEC成功の根本となります。
ECプラットフォームを活用する場合は、ECサイトを運用したあとに必要となるシステム、スタッフが行うべき業務や対策までを想定し、いらない機能や強化したい部分を固めた上で予算に合った選択がおすすめです。
自由度が高すぎて、欲張りすぎてしまうと、様々な改善案や方向性が膨らむ分、実際に必要なシステムや具体的な課題が見えにくくなりがちです。
「結婚式をもっと自由に、もっと二人らしく」という想いを掲げるFARBEは、ご依頼いただいたお客様窓口と企画チームが連携されていて、バラバラに案内されることなく、最後まで寄り添ってくれる安心感があります。
そのような連携されたFARBEならではの接客、そして、真心感じる紹介ページを拝見すると、ぜひこの会社にお任せしたいと感じさせてくれます。紳士的で清潔感のある配色、柔らかく穏やかな文面が印象に残るデザインとなっていました。
花嫁さまの繊細な想いにもこたえたいという想い、優しさが心に響くFARBEのEC成功事例のご紹介でした。